バルト海沿岸産琥珀
埋蔵量は全世界の約3分の2といわれる、世界最大の産地。
樹種 アラウカリア(ナンヨウスギ)の仲間という説が有力
色 ビール色、乳黄色、白色などが多い
琥珀のもつ可能性
琥珀の中にはおよそ10,000種の成分が秘められており、抽出方法の違いによって様々な効果・効能が引き出されます。そして、その抽出方法の多くは私たち琥珀バイオテクノロジーと、私たちと共同研究を続けてきた理化学研究所の特許、あるいはライセンス許諾を受けた技術・成分なのです。
ここでは琥珀バイオテクノロジーが発見した成分や、世の中で利用されている琥珀についてご紹介します。
琥珀とは、松や杉、檜などの樹脂が土砂や海底の下に埋もれ、数千万年〜数億年という長い年月をかけて高温や高圧にさらされて化学変化を起こした、いわば“樹脂の化石”です。琥珀の採掘地はアジア、ヨーロッパ、中南米など世界各地に広く分布しています。その中でも世界三大琥珀と呼ばれるのが、日本は岩手県久慈市で採れる久慈産、中米のドミニカ共和国で採れるドミニカ産、そしてバルト海周辺のロシア、ポーランド、ドイツ、デンマーク、エストニアなどの地域から採れるバルト産です。久慈産とドミニカ産は約9900万年前と非常に古い地層から、バルト産の琥珀は約3000 〜5000万年前の地層から採掘されています。
埋蔵量は全世界の約3分の2といわれる、世界最大の産地。
樹種 アラウカリア(ナンヨウスギ)の仲間という説が有力
色 ビール色、乳黄色、白色などが多い
他のおもな産地よりも年代が古い。
樹種 アラウカリア(ナンヨウスギ)の仲間
色 赤みを帯びた茶褐色、縞目模様、黒色などが多い
年代が若く熱帯林に起源することから。樹種:ヒメナエア
樹種 ヒメナエアの仲間
色 淡いアメ色などが多く、青色や緑色のものも見られる
私たち琥珀バイオテクノロジーは国立 岩手大学と共同で久慈に研究所を構えています。琥珀の色味や模様の入り方は産地の地形や環境、由来となる植物の種類や経年数によってさまざまですが、スギ科針葉樹の樹脂からできる久慈産の琥珀は、薄い黄色や飴色のほか、赤みのある茶褐色や黒に近い色、縞目模様と、色彩や模様の多様さが大きな特徴です。燃える性質のある琥珀は、日本では平安時代よりお香として焚かれていたという記録があり、久慈では琥珀は「くんのこ(薫陸香)」と呼ばれていました。
ドミニカ産の琥珀は、マメ科の広葉樹の樹脂が中心で、色は淡い飴色から濃い黄色やオレンジ、太陽にかざすとグリーンがかって見えるものもあります。また、虫が閉じ込められた「インセクトアンバー」の産出が多いのも、この地域の琥珀の特徴の一つです。
そして世界で産出される琥珀の75〜80%を占めるといわれバルト産の琥珀は、絶滅したマツ科の針葉樹の樹脂からできており、色みはブランデーやウィスキーのような飴色、クリームがかった黄色や乳白色と、独特なバリエーションがあります。
琥珀が持つ健康美容長寿への可能性その1
ロシアや北欧では、琥珀は“癒しの宝石”として愛されるとともに、古来より傷薬や解熱剤など身近な天然医薬品*1 として親しまれてきました。中世ヨーロッパの頃から風邪や二日酔い、疲労のケアを目的として琥珀を砕いて飲むという漢方薬のような使われ方もしていました。時代がもう少し進み、19世紀に入ってからも、バルト海周辺では経験則から琥珀は自律神経やホルモンバランスの正常化に役立つものと認知されており、甲状腺疾患の一種であるバセドウ病にかかったら琥珀のネックレスを巻くことが当たり前のように行われていました。しかし、明確な効果・効能については長い間謎に包まれたままで、1956年にドイツの冶金学者ゲルギウス・アグリコーラがコハク酸の抽出に成功したことで、ようやく多くの科学者が研究材料として「琥珀」を扱うようになりました。
*1 日本国内では現時点では医薬品としての承認はまだありません。また、日本国内では医師による治療行為は行われていません。
琥珀が持つ健康美容長寿への可能性その2
1980年には、ロシアのカリーニングラードに琥珀を本格的に治療に活用するサナトリウム『琥珀海岸』が設立されました。現在も、ロシア政府認定のもと施設では治療と癒しを目的とする琥珀療法が行われています。施設内の研究室では琥珀についてのさまざまな基礎研究や分析も行われています。地元の琥珀採掘企業の協力を得て実現したという琥珀治療室に設置されているのは、琥珀を敷き詰めた「琥珀の道」や、床や壁を琥珀で覆った「琥珀キャビネット」など。そのほか琥珀のディスクを使ったマッサージなど、各種の琥珀セラピーによって皮膚からコハク酸を取り込む、あるいは琥珀から発生する大量のマイナスイオンを浴びることで、傷の治りが早まる、高血圧の症状が緩和される、神経の緊張が和らぐなど、さまざまな症状に対して多数の実績を挙げています。
琥珀が持つ健康美容長寿への可能性その3
1980年には、ロシアのカリーニングラードに琥珀を本格的に治療に活用するサナトリウム『琥珀海岸』が設立されました。現在も、ロシア政府認定のもと施設では治療と癒しを目的とする琥珀療法が行われています。施設内の研究室では琥珀についてのさまざまな基礎研究や分析も行われています。地元の琥珀採掘企業の協力を得て実現したという琥珀治療室に設置されているのは、琥珀を敷き詰めた「琥珀の道」や、床や壁を琥珀で覆った「琥珀キャビネット」など。そのほか琥珀のディスクを使ったマッサージなど、各種の琥珀セラピーによって皮膚からコハク酸を取り込む、あるいは琥珀から発生する大量のマイナスイオンを浴びることで、傷の治りが早まる、高血圧の症状が緩和される、神経の緊張が和らぐなど、さまざまな症状に対して多数の実績を挙げています。
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琥珀バイオテクノロジーが琥珀研究を始めてから(前身となる会社での研究も含めると)25年の月日が経ちました。地道な研究を続ける中、琥珀から抽出したエキスに皮膚の細胞を活発化させる働きがあること、つまりアンチエイジング効果があることを発見できました。そして現在、琥珀は長寿遺伝子(老化や寿命を制御する遺伝子)への働きが期待されており、これを高齢化社会における希望の光、健康美容長寿を叶える画期的な一歩とするために私たちは邁進しています。「琥珀の力を健康長寿と美容の分野に活かす」ことを念頭に、琥珀の新たな可能性を日々模索し、効果・効能の研究を続けていきます。
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現在ヤマノビューティメイトから発売中の薬用育毛エッセンス「琥珀パワーエキス和漢*2-1 」には、コハクエキスグロウ®のVEGR産生促進剤の技術*2-2 が活かされており、実際にこの商品を使用したモニター調査では、3ヵ月使用の結果、毛髪の太さ・密度・成長スピード、いずれにおいても20%以上の改善効果がみられました。また、肌のメラニン産生抑制効果が認められたコハクエキスホワイト®*3についても、既に商品化され多くのお客様の手に届いています。琥珀バイオテクノロジーは、琥珀の基礎研究のみならず、その成分を活かした製品化にも情熱を注ぎ、琥珀が持つ大自然のパワーをお客様にお届けしていきます。
*2-1 琥珀バイオテクノロジーと国立 理化学研究所の特許成分コハクエキスグロウ®を配合。
*2-2 琥珀バイオテクノロジー特許成分。国立 理化学研究所との共同研究により、2010年にコハクエキスグロウ®は表皮で血管を構成する細胞の産出を高めるVEGF(血管内皮細胞増殖因子)を増やすことが確認されました。(理化学研究所はその後の商品開発には関わっていません)
*3 琥珀バイオテクノロジー特許成分。国立 理化学研究所との共同研究により、コハクエキスホワイト®は、2011年にメラニン産生過程の前段階、メラニン産生を促すシグナルを抑える働きがある事がわかりました。(理化学研究所はその後の商品開発には関わっていません)